Vol.85 時代錯誤?
「寡婦控除」
聞かれたことあるでしょうか。
夫と死別か、離婚した後、再婚していない人で、
小さなお子さんを抱えている人などは、「寡婦」に該当します。
所得税などを計算するうえで、一定額を所得から控除することができます。
(制度の詳細については「こちら」をご覧くださいね)
この「寡婦控除」、「夫」がいた人が前提となっています。
つまり、「未婚の母」と呼ばれる人は対象から外れるわけです。
結婚歴があるかないかで制度の適否が異なる。
過去の結婚歴にかかわらず、現状判断で良いように思うのですが…
まさか、「『寡婦控除』を受けられるなら結婚しない」 なんて人が出てくるとは思えないのですが(^^;
制度創設当時とは世の中が変わっているのに、税制が変化していない例だと思います。
ちなみに、「寡夫控除」も存在していて、「未婚の父」についても同じ問題があるのが現状です。
「寡夫控除」の詳細については、「こちら」をどうぞ。