Vol.113 税の力に頼る
先日、我が家の周りにも、空き家がチラホラ見られると書きましたが。
これらは、まだ廃屋とまでは言えない程度のものなのですが。
全国的に危険なほど老朽化した家屋も、沢山ありますね。
① 引っ越したものの、旧家は名残惜しくて取り壊せない。
② 取り壊し費用もバカにならないので取り壊せない。
③ 古家付のまま売却予定なので取り壊さない。
⑤ ・・・
理由は様々にあると思いますが。
この打開策を、税の機能に求めたのですね。
今日のタビスランドより。
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倒壊の恐れのある「危険な空き家」が、税優遇の対象から除外される。
これは、政府与党がこのほど、危険な空き家の撤去を促したい国土交通省の税制改正要望を受けて大綱に盛り込む方針を固めたもの。
現行の固定資産税は、住宅の敷地であれば6分の1(200平米以下)などに減額される優遇措置が設けられている。
「敷地」であることが要件なので、建っているのが空き家でも適用可能。
更地にすると税負担が重くなるということで、老朽化している家屋であっても取り壊さずに放置されているケースが多い。
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税負担の軽減とが、空き家の増加を助長する一因と考えたのですね。
倒壊の危険の以外にも、景観も損なうでしょうし、この試みには賛成ですね。
ま、更地にしてもしなくても、税負担が重くなるわけで、効果のほどは?ですが・・・。
別荘など意外の放置された空き家は318万戸で、5年前より50万戸も増加したそうな。
5年で18%以上も増加した計算ですから、住宅の世界でも、著しく高齢化が進んだのですね。
高齢者から、若い世代へお金を早期に移転させるため、相続税を過重にする。
老朽化した家屋が放置されるのを防ぐため、固定資産税の負担を過重にする。
・・・なんだか似てますね(^^;