Vol.202 言い合えるのは幸せ
出口が見えない大塚家具の論争。どちらが正論かは市場が決める。
ただ、選ばれなかった方の選択肢については、
市場の判断を仰げない。
選択が正しかったか間違っていたかは、
選ばれた選択肢についてしか見えないですね。
今日の朝日デジタルの記事です。
△
大塚勝久会長(71)は24日夜、「論点整理」と題した文書を発表。
大塚久美子社長(47)について「中低価格の路線にかじを切った経営路線は誤りだ」と改めて批判した。
勝久氏は自らや親族などで議決権の約25%を固め、
約3%の議決権を持つ取引先の寝具大手、フランスベッドホールディングスからの支持も取り付けた。
家具メーカーなどでつくる業界団体、家具経済同友会の有志からの支持表明も追い風だ。
一方、久美子氏は23日に民放のテレビ番組で、低品質な商品は扱わないと反論。
「(勝久氏の)思い込みだ」と述べた。
久美子氏は大塚家の資産管理会社「ききょう企画」と米投資ファンド「ブランデス・インベストメント・パートナーズ」の計20%超を固めた。
機関投資家向けに議決権行使の助言をする米大手2社の支持も得た。
▽
見方によっては、それだけ熱心に会社のことを考えている二人がいるということ。
それは、ある意味うらやましいと思われる経営者もいるでしょうね。
事業を息子に継いで欲しいが、息子は会社に無関心。
そんな現経営からしてみれば、
言い合えるのは幸せ。
そう映るのかも。
大塚家具の株主総会は27日。
さて、どのような結果になるのやら。