Vol.107 結果発表~!
4.3%だったということ。
平成25年中の死亡者数は1,268,436人、
このうち、相続税の申告書の提出があり、相続税を納税したのは54,421人 。
率にして、4.3%。国税庁の発表です(ソースはこちら)。
相続税の対象になる課税価格は11兆6,253億円で、納税額では1兆5,367億円。
被相続人1人当り平均の課税価格は2億1,362万円で、納税額は2,824万円。
確定申告で納付する所得税と比較するとケタが違うと思われる方が多いはず。
ただ、富裕層の人にとっては、そうでもないなと感じるかもしれません。
では、ここに「パレートの法則」を当てはめてみれば。
死亡者数54,421人の2割、つまり10,884人で、
11兆6,253億円の8割、つまり9兆3,002億円の課税価格。
納税額は、1兆5,367億円の8割、つまり1兆2,294億円を納付。
1人当り平均にすれば、課税価格は8億5,448万円で、納税額は1億1,295万円。
上位2割の人に絞ってみると、凄さが良くわかります。
所得税を年に1億円納めるって、超一流プロスポーツ選手など、ごく一部でしょうね。
これが相続税では、平成25年の相続税の申告にかかる被相続人1万人以上が、相続税額1億円以上だったと。
平成25年の下落した地価でも、この数字です。
今年も残りわずか。来年から相続税基礎控除が引き下げられるわけですが・・・。
やはり、不動産をテンコ盛り持っている人なんかは、納税資金の算段をしておくべきですね。
さて、今日紹介したこの数字から、来年以降どれだけ増えるのか。答えは再来年、平成28年の今頃の時期に!