Vol.207 信託とは
年度跨ぎは2年ぶりだそうで。
今日の日経電子版の記事です。
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2015年度予算案が3月末までに成立しない見通しとなったことを踏まえ
政府が編成した15年度暫定予算は30日の参院本会議で、
与党や民主党などの賛成多数で可決、成立した。
一般会計の歳出総額は5兆7593億円。
対象期間は4月1日から、15年度予算が自然成立する11日までの11日間になる。
政府与党は15年度予算案を8日ごろに成立させる方針だ。
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ねじれでもないのに、なぜ?
と思いきや、政治と金の問題なのですね。
朝日デジタルの記事では次の解説。
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当初、政府・与党は「当然の目標として年度内成立」(菅義偉官房長官)と強調。
衆院での審議を急いだが、辞任した西川公也・前農林水産相らの献金問題などが発覚し、年度内成立のめどが立たなくなった。
また、自公両党はこの日の会談で、民主党などが提案している政治資金規正法の改正案について、改正を行わない方向で一致。
国から補助金の交付を受けている企業に対し、各省庁から献金の禁止を通知するなど、運用上で課題に対応していく方針も確認した。
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選挙があると必ずと言っていいほど発覚しますね。
で、また元の木阿弥に戻り・・・
これを繰り返す。
なんともお粗末な国ですね。
いったい、いつになったらまともになるのやら。
ちなみに、日本国憲法の前文には次のように書かれています。
『そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。』
つまり、私達国民は、政治家のみなさんを信じて、国政を託しているわけですが、
これが、ものの見事に期待を裏切られているといえるわけで・・・。
信託法上の「忠実義務」が課されないのですかねぇ。
さて、政治家のみなさんは、信託の意味をどのように理解されているのでしょうか・・・。
是非、次の本を読んでいただきたいと思う今日この頃・・・