Vol.180 喜ぶべきか・・・
昔から、2月8月は売上が伸び悩むといわれますね。
特に2月は、12月・1月と出費がかさんだ反動として財布のひもがきつくなる。
で、今年の1月の税収は、大幅に伸びたということです。
今日の日経電子版の記事です。
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財務省が2日発表した2015年1月の税収実績は、
一般会計の合計が4兆8613億円と前年同月に比べて18.3%増えた。
株式配当の増加や賞与の伸びによる賃金の増加を反映して所得税が大幅に増加した。
1月単月の税収としては1994年以来、21年ぶりの高水準となった。
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税収が21年ぶりの高水準とは凄いですね!
失われた20年を取り戻すかの勢いが伺えたと。
で、重要なのは、税収増をもたらした源泉ですね。
源泉は「株式配当の増加や賞与の伸び」ということです。
資産家や優良企業にお勤めのかたと、
貧困層との格差に目を向けるとどうでしょうか。
やはり、その差は広がったと言わざるを得ないのでしょうね。
では、増えた税収をセーフティーネットの拡充など、
貧困層を救うところに充てられるか。
財政健全化を目指す現状では、残念ながら否でしょうね。
こう見たときに、この税収増加を、素直に喜ぶことができるのだろうか。