Vol.190 見直すべきか。
さて今日も確定申告ネタということで。
以前も書きました(・・・いつか忘れちゃいました)が。
空前の超低金利のおかげで、住宅ローンで儲かっちゃうってケースもある。
今日の日経電子版の記事です。
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まず0.57%で住宅ローンを組むと、借入残高の1%が10年間、戻ってくる(住宅ローン控除)。
さらに、消費税8%が適用される住宅を取得すると「すまい給付金」で最大30万円もらえ(http://sumai-kyufu.jp/)、
2014年12月27日以降に工事請負契約をした家で要件を満たせば、「住宅エコポイント」として最大30万円分のポイントをもらえる。
(http://shoenejutaku-points.jp/user/apply/)。
つまり、お金を借りて金利を支払うと、金利以上のお金をもらえるという「マイナス金利」と同じ効果が働いているわけだ。
こうした局面では、現金を持っていても、あえて住宅ローンを組むのが正解だ。
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これだけの超低金利ですから、
そりゃ、この手の記事も出ますよね~。
財務省主税局の偏差値70のお役人の方々でも、
まさか、こんな超低金利になるとは想定外だったのでしょうか。
これで、賃貸派のかたが持家派に寝返るのかどうかわかりませんが。
少なくとも、高額所得者に有利に働くことは間違いなさそう。
所得が低いと、高額な住宅ローンを組むのは難しいですから。
こんなところにも、格差社会の影響がでるのですね。
「住宅ローンの金利の負担を軽減してあげよう」本来は、こんな目的だったはず。
そういう意味では、見直すべき制度なのかもしれませんね。