Vol.116 ご利用は計画的に。
少子化対策のため、結婚子育てを税制面で支援する。
予定通り、実施されるのですね。
今日の朝日デジタルから。
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自民党税制調査会は27日、
結婚や子育ての資金として、親や祖父母から、
子や孫がまとまったお金をもらっても、
1人につき1千万円までは贈与税がかからないようにする方針を決めた。
来年度から実施する。
(略)
親や祖父母から1千万円を贈与されても、
結婚、妊娠、出産、子育てに使う目的なら非課税にする。
具体的には、親や祖父母が信託銀行の口座にまとめてお金を入れ、
子や孫は必要な時に引き出す。
引き出せるのは結婚式の費用や不妊治療費、ベビーシッター代などになる見通し。
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4人の孫に贈与すれば、相続税の節税にもなりますよ。
教育資金の一括贈与と同様に、そんなうたい文句で宣伝されそうですね。
お孫さんもきっと感謝されることでしょう。
そんなうたい文句もあるでしょうね。
教育資金の一括贈与を受けた感謝の気持ちは卒業後も残るだろうか。
結婚資金の一括贈与を受けた感謝の気持ちを何年もっているだろうか。
出産資金の一括贈与を受けても、当然のように思ってしまわないだろうか。
これらの贈与に味を占め住宅取得等資金の贈与をネダッてこないだろうか。
すべての孫に平等にと、多額の贈与をして、老後の生活資金は大丈夫だろうか。
すべてについてお金の面倒をみてやって、孫たちは人生を勘違いしないだろうか。
ますます平均寿命が延びていくであろう将来、老後の資金を考えて実行したいですね。
「ご利用は計画的に」という言葉が、贈与について作られた言葉のように感じられます(^^;