Vol.64 仕入ルート
従業員を守り、その企業を存続させるためには、売上と利益を上げる必要がありますよね。
そのために必要なことは沢山あると思いますが、たとえば、「しっかりした仕入れルート」を持っておくことも強みになるでしょうね。
販路が十分にあっても、提供できる良質な「モノ」や「サービス」などがないと・・・
で、税理士業界に目を向けても、変わるところはありません。
日本税理士会連合会は、平成27年4月から税理士の研修受講義務化に向けて、同会研修部に「研修受講義務化に向けた研修体制の整備について」を諮問したということ。今日のタビスランドの記事です。
現在も、年間36時間の研修受講が努力目標とされていますが、これを義務化することを検討しているのですね。
『税理士を名乗って仕事をしているなら、一定の品質保証がないといかんだろ。』ってとこでしょうか。
確かに、常に勉強しておかないと、頭の中がガラパゴス化してしまっては、良質なサービスは提供できないので、税理士会として「勉強しなさい」と指導することは必要なのでしょうね。
ただ、全国津々浦々の7万人以上の税理士に向けて、義務化して品質保証するからには、税理士会として、それなりの「仕入れルート」を提供する必要が出てきます。
これが可能なのかどうか・・・答申は、来月研修部から出されるようです。
個人的には、「受講」が義務では、居眠り続発でもOK?研修内容が理解不能でもOK?数字上の義務で終わらない?との疑問が拭えないのですが・・・。
それに、研修受講にこだわらなくても、勉強される方は、様々な「仕入れルート」を確保して、日々勉強していると思います。
そして何より、「強制されてやる」ではね・・・(^^;
企業に目を戻しても、「強制してやらせる制度」ではなく、従業員が「自ら考えて動く仕組み」を作れれば、何よりの「仕入」になるように思います。
そういう仕組みをお持ちの企業の経営者のかたがいらっしゃれば、どなたか、税理士会に提言してもらえればなぁ・・・。