Vol.77 教訓
いつの世も、脱税のニュースは消えませんね。
昨日の日経です。
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医療法人「徳洲会」の徳田虎雄元理事長(76)が、グループの病院建設をめぐり2006年にゼネコン側から受け取ったリベート約1億円を税務申告していなかったことが18日、分かった。元理事長が自主的に修正申告し、熊本国税局は所得隠しと判断したもようだ。
元理事長は延滞税を含め、所得税約3千数百万円を課税された。税務調査前に修正申告したため、重加算税は課されなかったとみられる。
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もし、税務調査があって、申告漏れが発覚していたら。
本来納めないといけない税額や延滞税とは別個に、35%の重加算税が課税されていました。
今回の件は、2012年の衆院選での公職選挙法違反事件で関係先が東京地検の捜索を受けた後の申告だということ。
「こりゃ、ばれるかも」と焦って申告したのでしょうかねぇ。
もし、選挙違反容疑がなく、東京地検が動いていなかったら、まだ隠していたのでしょうか。
最初隠したのは10万円で、これがばれなかった。味を占め、隠す金額が50万円になり、100万円になり・・・気が付けば数億円。
まるで、借金に慣れていく人のよう、そんな感じだったのでしょうか。いや、庶民の発想ですから、最初から数百万円、数千万円だったのかもしれませんが。
教訓、何事においても、怖いのは、慣れからくる油断ですね。
いや、所得隠しを進める訳ではないのですが・・・(^^;
家庭、仕事、・・・日々心新たにありたいですね。