Vol.74 チェック機能
自分でやったことって、他人がチェックしないと間違いを見つけにくいと思います。
一旦完成品として作り上げると、どうしても、「これで正しい」という目線が拭いきれないからだと思います。
だから、他人の目が入ることが必要。些細な間違いでも、発覚することがあるのではないでしょうか。
国や各省庁などの会計も、内部のチェックだけでは見つけられないこと、あるいは、見つけても問題としていないことなどもある。
そのチェック機能を果たすのが「会計検査院」と呼ばれる期間です。国会及び裁判所に属さず、内閣からも独立した憲法上の機関なんです。
13日付の日経の記事です。
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会計検査院が国の2013年度決算の検査報告をまとめた。税金の使い方などに問題があると指摘したのは約600件で、金額は2800億円を超えた。
来年10月に予定されている10%への消費増税を延期するかどうかにかかわらず、国民の税金を使う行政の無駄を省く努力はひとときたりとも怠ってはならない。政府はこの報告を真剣に受け止め、不適切な支出がないかどうかを徹底的に精査すべきだ。
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金額が大きくて、ピンとこないかもしれませんが、法人税率を1%引き下げると、約5000億円の財源が必要とされますから、仮に、毎年これくらいの無駄使いがあるとすれば、税金の無駄使いをゼロに近づけることができたら、法人税率0.5%引下げ分の財源が確保されたも同じですよね。
さて、報告を受けて、無駄使いを減らすことができるのか・・・
会計検査院の報告をご覧になりたいかたは、こちらです。
皆さんは、無駄使いの改善って出来ますか(苦笑