Vol.84 テレビの見すぎ?
今週の週間税務通信に、相続税の調査事例が載っています。
昨日書いた、海外の金融機関に預けている預金を申告しなかった例も、
「大胆なことするなぁ」という印象ですが、さらにその上を行くものも、いくつか紹介されています。
その中の一つをご紹介しますと、
△
Gは亡くなる1年前から、相続人H(妻)に多額の現金を手渡ししていたが、
Hはそれをほとんど使うことなく風呂敷に包んで自宅に保管し、相続税の申告から除外していた。
また、Gの死後、Hに対して多額の保険金の支払いがあったが、それについても申告から除外した。
なお、Gは生前、所得税の申告に際して、売上を除外し所得税を免れており、
それを原資に多額の生命保険を契約していた。
▽
結局、ペナルティを含めた追徴税額は、相続税と所得税合わせて1億4千万円以上に上ったとのこと。
文章で見ると、淡白ですが、相当の労力を掛けて隠ぺい工作を図ったのでしょうね・・・
まるでドラマの世界を、リアルに再現したような話しですが・・・。
少なくとも、これを読んで真似されないことをお勧めします(^^;