Vol.166 押さえておこう
来年からNISAの非課税枠が年間120万円に広がりますね。
これで株式市場が活性化するのでしょうか。
今日のタビスランドより。
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野村総合研究所が、全国の20代~70代の男女を対象に1月に実施した
「NISA(少額投資非課税制度)についての利用実態調査」結果(有効回答数7000人)によると、
今まで投資の経験がなく、2014年に初めて投資を開始した「新規投資家」のうち、
NISA口座で投資を始めた人は52.5%だった。
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つまり、残り半分はNISAと関係ないところで投資を開始したと言えるわけで。
思うに、流行りのアベノミクスに乗っかったってところでしょうかね。
たぶん、富裕層か機関投資家なのでしょうね。
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2015年中には、2014年末から、さらに17.5%増加して979万人に達すると見込んでいる。
しかしこの数値は、NISA口座開設について強い意向を持つ人を取り出したもので、
意向はあるが、それほど強くは思っていない人も含めると同じく30.8%の増加となり、1090万人に達する可能性もある。
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なんだか、株式市場に招き入れるためのフレーズが並んでいるように見えるんですけれど。
いや、投資を否定しているわけではないのですが、リスクも考えておくべきかなと。
投資すれば必ず値上がりするという保証は、存在しないと思います。
あの外食産業の王者マクドナルドが凋落することもありますし。
さらに、NISAで生じた損失は、NISA以外の利益との相殺は不可。
いくら余裕資金で投資するといったとしても、これくらいは踏まえておくべきですよね。