Vol.138 宿題
この度の税制改正大綱に盛り込まれた「地方創生」
東京一極集中を是正し、地方を活性化することが目的。
地方へ本社機能を移し、地方で雇用を生み出す企業について、
税制面で優遇する制度が設けられました(経済産業省資料P18参照)。
確かに、税制面の優遇はインセンティブになるかも。
改正の目玉の一つとしての位置づけのようですし。
ただ、どこまで活用されるのかは・・・?でしょうね。
・・・なぜか。
税制も重要ですが、
本社をそこに置く価値が、
税制だけではないからでしょうね。
取引先との関係性、立地の利便性など。
「自宅を東京から田舎に移せば、税負担を軽減しますよ~」
仮に、こんな制度が創設されたとしたら、住み慣れた東京から田舎に引っ越す人は何人か?
・・・つまり、そういうことなのかなと。
とはいえ、地方の衰退を手をこまねいて待っているわけにもいかず、
政府の立場としても、苦肉の策といったところでしょうか(^^;
ん~、他に地方活性化の仕組み作りはできないかなぁ。
・・・とてつもなく大きな宿題ですね(悩)