Vol.28 外国人観光客が急増する?
昨日の日経電子版の記事です。
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イトーヨーカ堂は10月から訪日外国人向けに全店舗の8割の153店で消費税の免税手続きを受け付ける。
10月より食品や酒なども消費税免除の対象となるため、店の対応を整えて訪日外国人を取り込む。
制度緩和に合わせ売り上げ拡大を狙う。
百貨店や家電量販店だけでなくスーパー大手にも免税対応を強化する動きが広がりそうだ。
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海外旅行をした際に、お土産を買うなら、免税店で買うことが多いと思います。消費税が免税になって、普通に買うよりも、消費税分安く買えるからお得ですしね。
今回の改正は、外国人観光客の皆さんからすれば、嬉しいニュースでしょうね。
これまでは、消費税が免税になる対象品目について、消費税法施行令18条で、「食品類、飲料類、たばこ、薬品類及び化粧品類並びにフィルム、電池その他の消耗品を除く。」とされていたんです。
なぜか・・・。
外国人観光客のみなさんが、帰国される前に、「日本で」食べたり、飲んだり、使ったりするかもしれませんよね?つまり、日本で消費するんだったら、消費税はかかりますよね。ってことです。
これを、免税扱いに変更したのですね。別に、日本で食べたり、飲んだり、使ったりされないように、誰かが監視し続ける訳でもないのに・・・。
目的は、「観光立国の推進や外国人旅行者の消費拡大による地域活性化」とされています。
つまり、政策的な趣旨なんですね。消費税収が減っても、経済が活性化して、法人税や所得税での税収が上がるだろうってことでしょうか。
ただし、何でもかんでもOKではないので、注意は必要です。
例によって、詳細は、国税庁のパンフレットをご覧くださいね~!
URLはこちら↓↓↓↓↓↓↓
https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/pdf/yusyutuseido_kaisei.pdf