Vol.46 下剋上
阪神タイガース、凄いですね!
リーグ優勝の覇者、読売ジャイアンツに4タテをやってのけるとは(◎ _◎)
一方のパ・リーグは一進一退の展開ですね。ついに、最終戦までもつれ込みましたし・・・。福岡ダイエーホークスか、日本ハムファイターズか、一体どちらが栄冠を勝ち取るのか!
はたまた、日本シリーズは、どんな展開になるのか・・・プロ野球ファンのかたは注目ですよね。
で、注目しているのは、プロ野球ファン以外にも沢山いるのでしょうね。
たとえば、エコノミストや経済学者は、どのチームが優勝するかで、どの程度の経済効果があるのかを予測し、証券会社や投資家は、どんな銘柄の株価が上がるのかを予測する。
それとも、すでに、織り込み済みなのでしょうかね?
結果がどう転んでも、最終的には、国の税収にも影響を与えますね。たとえば、優勝還元セールで会社が儲かれば法人税、個人投資家が関連銘柄の株価上昇でキャピタルゲインを得られれば所得税。こんな具合ですね。
つまり、世の中で、何かしらの動きが起こり、何かしらの経済的な取引が起これば、そこには、必ず税が関与します。なかには、税がどんな取扱いになるかを考えてからでないと、動けないことだってありますね。
阪神球団にお祝いを送ったら税金はどうなるか、阪神球団の宿舎建設のために土地を貸すと税金はどうなるか、阪神球団を買収したら税金はどうなるか・・・。
ちょっと飛躍しましたが(苦笑
こんなように、税が主導で物事が決まるさまを「タックスドリブン」というそうです。
何かしら行動するときには、見えにくい税の問題にも焦点をあてて、解決しておいたほうが良いですよってこと。
「これをやりたい」と動いたあとで「げっ、こんな税金がかかるの・・・」なんてことになると、達成しかけた本来の目的に対する「下剋上」ともなりかねないですからね。